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発生状況(1)
サルノコシカケは、おもに広葉樹、こちらではブナの木の
立ち枯れ木、半枯れ木上に発生します。大きいものは30cmもあります。 寄生したブナの木を、弱らせて、風などでの倒木に至らしめてしまいます。
寄生しているブナの木を倒木しますと、寄生していたサルノコシカケも腐ってしまい
消滅してしまいます。ときおり倒木したばかりのブナの木に寄生していた、サルノコシカケを見かけますが、
ほとんどが腐りかけて、中はボロボロになっているものが多く見受けられます。
倒木した木に発生することは、見かけません。似たものが出ていることがありますが、「サルノコシカケ」ではありません。 |
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発生状況(2)
サルノコシカケは、ブナの立ち枯れ木に発生しますが、どの木にも発生するわけではありません。
好き嫌いがあるらしく、発生している木には10数個も、発生します。また枯れ過ぎた木にも興味が
ないらしく、若い枯れ木を好んで発生するのが多く見受けられます。
・・・・サルノコシカケも若い子が好きなのかな〜・・・・
大きくなるにも相当の期間がかかります。倒木の枯れ木に発生する仲間は一年で大きくなってしまいますが、
「サルノコシカケ」は、じっくりブナの木に、寄生して、倒木させるのを楽しんでいるかのようです。
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発生状況(3)
サルノコシカケのお子さんを撮って見ました。幼稚園のお子さんの握りこぶし位の大きさのものです。
成長過程を観察しょうと思います。(早く大きくなって、採らせてね) 若いうちは、「虫」が入りませんが、少し大きくなると、すぐに虫が入ります。サルノコシカケだけを食べて
大きくなる虫がいるのです。このように若いサルノコシカケには、虫も遠慮するのでしょうか、それとも
大きく丸々太らせてから食べようという算段なのでしょうか、一説にはこの虫が薬効があるという人もいるのです。
何も知らないで、サルノコシカケは今日もブナの木から生気を吸い取っているのです。
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発生状況(4)
サルノコシカケのでてくる状況を観察してみました。このサルノコシカケの赤ちゃんは、木の内側から、
”メリメリ”と木の表皮を打ち破ってでてきているようです。体全体も柔らかくて、
動物の赤ちゃんのように、目を閉じて眠ってでてきたばかりのような、感じのするサルノコシカケの赤ちゃんでした。
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発生状況(5)
サルノコシカケは、寄生している木が、倒れたり、腐朽が進むと、自分も生きられないようです。
腐朽の進行した木に着いているサルノコシカケは、このように自分も腐ってしまうのです。
外や内も腐ってボロボロです。 風などで寄生していた木が倒木した場合のサルノコシカケも、同様です。
寄生している木は、枯れていても生きて いなければならないのです。(生枯れ木・・・?)そんでもって、寄生している木から生気を吸いとって
木を枯らすのです。(腐朽菌の役目)でも木が枯れると、 自分も死んでしまう・・・? 何故なの不思議です。
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発生状況(5)04/9/14
春に採取したサルノコシカケの木に行って見ました。(発生状況(2)〜(3)の木)幼菌がどの程度大きくなったかを確認するためです。
いって見ますと、成菌に近い大きさに成長しています。6ケ月ぐらいで10cm弱ぐらいの大きさになっています。
他の木も見てみますと、新たな幼菌がでていました。サルノコシカケの出る木はI本で10数個でるのですが
このような木は次から次へと、サルノコシカケの製造工場のように発生するようです。
また今年はサルノコシカケも豊作のようです。 |
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外観の良い原型品(1)
サルノコシカケの傘は、半円形状となっており、傘の表面は灰褐色が多い、採取場所や生育条件により
傘の表面の色は様々です。傘の表面から、ココア状の胞子を吹いて、傘の表面が赤褐色になっているものも、
あるようですが、ほとんどお目にかかることはありません。地表上の低いところに発生しているサルノコシカケには
そのようなものが多々見受けられますが、通常は灰褐色が多い。このココア状の粉を吹くことから、
サルノコシカケと呼ばれています。写真の「サルノコシカケ」はとても外観の良いサルノコシカケです。
外観が良いことが、薬効が高いということではないとは思いますが、「虫」の入ってないサルノコシカケは、
ほとんどといっていいくらい無いので、珍しいくらいのサルノコシカケです。
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原型品の裏側(2)
サルノコシカケの裏側を観察してみました。この写真のように、傷や、虫食いの穴、湿気での変色、
などが無いのは、珍しいくらいです。一般的には色がまだらだったり、黒色になっていたり、虫に食われて
穴が開いているのがほとんどです。傘の表面は、硬くて容易には傷がついたり壊れることはありません。
木から採取する場合でも、手だけではなかなか剥がれてくることはありません。石や棒などで叩いて、採取します。
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原型品付け根の状況(3)
ブナなどの木に接着している部分です。このところからブナの生気を吸い取っているのでしょう、とても接着力
が強く、剥がれにくいものです。このぐらいの接着力があれば猿が座っても大丈夫でしょう。
この付け根のところは、古くなると湿気や、虫が入るので、傷みやすい部分です。
この付け根を見てサルノコシカケの古い、新しいを判断できます。古くなるとこの部分がブヨブヨになって、
中の実の方にも影響を及ぼします。 |
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サルノコシカケ(幼菌)(1)
サルノコシカケの幼菌です。サルノコシカケは、木から出てしばらくはこのように
無垢な白色の状態です。触れると全体が柔らかで、フワフワしています。マシュマロのように弾力のある感じが
します。 |
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サルノコシカケ(原型品)(2)
。写真のサルノコシカケは傘の表面の上部がチョコレート色になっています、
下の部分はきれいな白色です。比較的若く、地表面に近い所に発生するサルノコシカケで
このような特長をみることはできますが。この写真のように、はっきりとわかるようなものは
まれにしか見ることはありません。 |
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サルノコシカケ原型品(3)
サルノコシカケが更に成長しますと、傘の上部や、下部分に模様があらわれます。
上部の模様は筋状で、半円形上に縞模様にでてきます。下の部分は、色も灰色状に変わってきます。
このような状態のサルノコシカケは、まだまだ若いサルノコシカケです。もちろん虫もついてなく
寄生している木の太さや、木の状態によっては成長も早くどんどんおおきくなります。
木は、枯れ状態が進行している木は駄目で、これから枯れようとしている木が最適な木のようです。
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双子のサルノコシカケ(4)
サルノコシカケにも双子があるようです。サルノコシカケ同士が結びついています。双子のサルノコシカケは
一人子よりも、大きくなる傾向があります。 |
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サルノコシカケ原型品(5)
大きなサルノコシカケです。約30cmぐらいの大きさです。大きな古木についていました。
傘の表面には、虫が食ったのか無数の小さな穴があいております、裏側を見ますと、やはり小さな穴が
あいていました。通常このくらいの大きさになると、先ほどのように無傷のものは全く無いといっても
言いぐらいです。傘の表面はガサガサして、人生の疲れのようなものを感じさせます。サルノコシカケの
大きさは、付いている木の太さに比例するようです。小さな木には小さなもの、このように大きなサルノコシカケ
は、付着している木も大木です。この大木を枯らそうというのですから、長年かかるわけです。
でも邪魔が入って、その夢は果たせなくなりました。無念という声がこの老サルノコシカケから聞こえてきそうです。
ここまで頑張ったんだから、別の道でお役目を果たせばいいのよね。 |
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サルノコシカケ原型品(6)
採取場所や生育条件などで、色や形はさまざまです。サルノコシカケに似た仲間に、「ツガサルノコシカケ」が
あります。おもにサルノコシカケは、広葉樹に寄生し、ツガサルノコシカケは、針葉樹に発生します。
こちらでは、針葉樹に入ることはほとんどありません。採取するきのこの好みがありまして、こちらでは「ならたけ」「くりたけ」
「ブナシメジ」「むきたけ」「なめこ」の需要がほとんどのため、針葉樹で人気のある「ハナイグチ」も採取することは
ほとんどありません。針葉樹林に入らないために、ツガサルノコシカケもほとんど採取することはありません。
でも、ツガサルノコシカケも広葉樹に出ることもあるということなので、採取していることがあるのかもしれません。
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似た仲間(1)
サルノコシカケには、仲間がたくさんあります。何か半円形をして、固ければサルノコシカケかな
と思うかもしれません。サルノコシカケは、他の仲間よりも、ガンに対する薬効や免疫力が強いといわれています。
見分け方は、まず倒木には、発生してないことです。次に広葉樹に発生することです。まずはこの2点を覚えれば
ほとんどは大丈夫です。少し高度になりますが、採取して中の断面を見て見分けることができます。
断面色は茶褐色であること、断面が縦に積層状になっていることで、見分けがつきます。
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似た仲間(2)
この仲間は立ち枯れ木にくっついていますので、サルノコシカケと良く間違えます。
近くに行きますと、体がぼさぼさなのですぐわかります。採取して中を見ますと、サルノコシカケは
上表面と、下部分とに分かれていますが、これらの偽者は二つに分離していることはほとんどありませんので
引き割ってみることで、サルノコシカケかどうか判断がつきます。
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サルノコシカケの裏側断面
写真は、古い大きなサルノコシカケの断面です。写真の上のほうが裏側で、下のほうが表側です。
この写真のように、中は積層状になった部分と、綿上になった部分に分かれています。
積層状になった部分に穴が見えるのは虫が巣を作っているものです。こちらのほうが裏側に近い部分で
石炭のように木が化石化したようになっています。断崖絶壁のような感じや、宮崎駿監督の天空の城
「ラピュタ」を見る感じです。 表側に近いほうは、木の綿状になっています。
色は茶褐色です。 |
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若いサルノコシカケの
断面
先ほどの、外観が良いサルノコシカケの断面を見てみます。写真からはわかりにくいのですが、積層状になっている
部分がまだ明確に現れていはません。全体が綿状のようなもので形成されています。色もまだ茶褐色にはなってはいません。
木肌色のようです。サルノコシカケの中の肉は空気に触れますと色が茶褐色に変色する傾向があります。
粉砕して、乾燥させますと見分けがつかないようになってしまいます。この若いサルノコシカケは一見虫が
まったくついてないように、見えますが、虫はとても小さく糸状の幼虫ですと、
目ではほとんど見ることができなく油断はできません。 |
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サルノコシカケの表側断面
サルノコシカケの傘表面側の方は、木綿状の材質で覆われています。この綿状の材質と、
積層版状の材質の区分は、年輪等によって分かれているようです。この綿状のほうには、虫が入って
いることはほとんどありません。美味しくないのでしょうか、それとも巣を作るには、何か障害が
あって、適さないのでしょうか、若いサルノコシカケに虫がはいっていない理由は、この事情に
よるものかもしれません。傘の表面上が綿状、それ以外は積層版状になっています、乾燥させたりしますと
わかりにくくなります。若いサルノコシカケの、綿状のものが経年変化で積層版状に変化をしていくものと
思います |
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断面のおさらい(1)
サルノコシカケを切断して見ますと、若いサルノコシカケハ、全体的に綿状の繊維質で、
覆われています。青年から熟年、実年とともに積層状の面積が多くなります。この積層版状の
材質は、虫さんの大好物らしく、年をとるごとに虫さんも多く住み着くようになります。
サルノコシカケの大きさは、年数ではなく寄生しているブナの木の太さに比例しているようです。
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断面のおさらい(2)
綿状の材質のところは、積層状のところに比べますと、柔らかく柔軟性があります。積層状のところは、
固く、繊維質になっています。縦に割れるように割ともろく剥がれます。 虫はこの積層版状のところに、巣穴を掘って生活しています。暑さ寒さを感じさせない、自然の空調つきの
とても快適な生活なのだそうです。
・・・・・まあまあ〜まるんまるんに太っちゃって・・・・ |
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虫(1)
サルノコシカケを切断していくと、白い小さな幼虫がいることがあります。
この虫も若いサルノコシカケほど小さく、大きく古いサルノコシカケほど大きい幼虫にであいます。
幼虫は、積層版に穴を開けて巣を作っています。食欲は余り無いのかもしれません、
それともサルノコシカケが固いので、多く食べられないのかもしれません。食べつくすのを怖がって
計画的に食べているのかもしれません。いずれにしてもあまり食べてないようです。少食な虫さんです。
虫さんも家族計画をしているのか、ファミリーで住んでいますが、必ずひとつの穴に一匹だけなのです。
プライバシーにも、気を使っているようです。上部の綿状の部分には住まずに、下の積層版状にだけ住んでいます。
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虫(2)
嫌がる虫さんを引きずり出してみました。この手の虫さんは、フキの中にいたり、トチの実にいたり、
栗の中にいたりするのと似ています。虫が入っていることで薬効が高いといわれている、「またたび 虫エイ」
は、虫が効果があるとされています。きのこでも「冬虫夏草」は、昆虫そのものも利用するようです。
人によっては、この虫が効果があるというのです。 孵化した成虫がいないかと探してみましたが、それらしき成虫を一匹捕獲しました。1.5cmぐらいの
蜂に似た成虫でした。これが成虫かどうかはわかりません、数が少ないので限定できないのです。 |
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蒸す
若いサルノコシカケにも、古いサルノコシカケにも、虫の大きさや、数は違うものの、サルノコシカケ
には、虫が入っていると思わなければなりません。そのまま粉砕して乾燥させることもできますが、
虫をはいったままにしておくと、大事な商品が食い尽くされてしまいます。(虫は少食でした。)
やはり虫の入ったままの効果よりは、蒸して虫や雑菌を処理して清潔に粉砕するほうが良いと思います。
サルノコシカケハは、固くて内部のほうまでは中々熱が浸透しにくいので、じっくり蒸す必要があります。
(30分ぐらい)、これで虫も雑菌も処理されたことでしょう。 原型品のご購入の方は、なるべく早く蒸して処理をされるようお願いいたします。
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蒸したら乾燥を
蒸した後は、乾燥です。乾燥後に粉砕するよりは、蒸した直後のほうが柔らかくなっているために
粉砕はやりやすいです。採取後直ちに蒸してやり、蒸したら粉砕する流れが、効率が良いと思います。
原型品で乾燥するのは、自然の天日だけですと、気候条件や湿度の関係で難しいものです。
その面からも、粉砕して乾燥させる事をお奨めします。 |
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粉砕品の
乾燥
風通しの良いところで乾燥させましょう、
天気も良く、湿度も少ないような気候状態ですと3〜4日位で十分に乾燥することでしょう、
原型品ですと、乾燥させたと思っても湿度が高くなると、乾燥具合が悪いとまた湿気を呼び込んでしまい
中々厄介です。 |
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乾燥品の袋詰め
乾燥させましたら、袋詰めにして保管です、
ビニール袋などに入れて保存しておいて、使用するとき必要な分のみ取り出します。
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