・・・・・みずの実・・・
みずの実は山菜「あかみず」の「実(むかご)」です。
「あかみず」は、標準名を「うわばみそう」といい「ミズ菜」とも呼ばれています。
「うわばみそう」の名前を「忌み嫌ってか」採取や食べられることの無い山菜になって
いる地域もあるようです
当地方では山菜でも人気があり、いろいろな食べ方、保存方法が工夫されています
とくに「みずの実」の独特の歯ごたえ、つるっとした食感、表現のしにくい味覚は
「珍味」として、貴重な山村の食料として親しまれています
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・・・・・手作り「みずの実醤油漬け」の作り方・・・
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「あかみず」
「あかみず」は9月初旬ごろから、葉の付け根のところに「あずき大」の「実(むかご)」を、
つけます。このころから山では「みずの実採り」が始まり、10月後半ぐらいまで続きます
「あかみず」の詳細はあかみず(アカミズ)(ウワバミソウ)をご覧ください
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「みずの実」
採取してきた「みずの実」を、一枝一枝から葉をしごき落とし「実」だけとします。
採取はたやすいのですがこの、「実」だけにする作業はとっても根気と辛抱の要る作業です。
「実」はなかなか「溜まらず」飽きやすい男性むきではありません。
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「茹でる」
しごき落とし「実」だけとした「みずの実」を沸騰した湯に入れて「茹で上げます」
実は採取時は「あずき色」ですが、茹でるときれいな「緑青色」になります。
茹でたものを食べてみますとつるっとして「美味しく」食べれます。
「みずの実」は、採取時の「生」のままでも結構美味しくいただけます。
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「水切り」
「茹で上げた」ものを、ざるなどに入れて「水切り」をします。きれいな「緑青色」は
どんどん増えてきて「漬け込まなくても・・」などと思ってしまうほどきれいです。
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「漬物容器に入れる」
水を切ったら、「漬物容器」に入れます。
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「ダシ醤油を入れる」
「漬物容器」に入れ終わりましたら、「ダシ醤油」をいれます。
量は入れた「みずの実」と同等位(ヒタヒタぐらい)まで入れます。
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「漬け込み」
漬物容器の蓋をして重石を載せて、「漬け込み」は終了です。
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「袋詰め パック」
味のしみこむ1週間位目から食べれます。袋詰めしてパックします
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「みずの実醤油漬け」
100g入れでお届けします。つるっとした「みずの実」と「ダシ醤油」のバランスが
絶妙でなんとも表現しにくい美味しい「珍味」です。
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「珍味漬け」
「みずの実」の食べ方の一つに、当地方で呼ぶ「珍味漬け」というものがあります。
「みずの実」をベースに、きのこ(ツチスギタケやムキタケやナメコ)食用菊、キクイモ、チョロキュウなどが
入った独特のものです。晩秋から初冬に漬け込みが始まります。
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