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晩秋のきのこで、枯れ木の根元に「レンガ色」ででる「くりたけ」には、 不思議な感動を覚えます。 大好きな「きのこ」です。 食べることではなく、出ているところを見ることが大好きな「きのこ」です 高浜虚子の歌に次のような歌があります ・・・・・・爛々と 昼の星見え 菌（きのこ）生え・・・・・ この歌の菌の部分が、「くりたけ」を連想させるのです。 「くりたけ」は、採取が楽しいきのこです。 「みちのく」の晩秋は西風が強く吹き荒れる時期となります。 林の木々は強風に唸り声を上げて、わずかに残った木の葉は、 雪が舞い散るかのように地面に落ちてきます。 時折冷たいミゾレ混じりの「時雨」が体を濡らします。 深く積もった落ち葉を、長靴でギュウギュウ踏みしめながら、 木立を縫うように歩いていきます。 風の止んだ一瞬、雲間から陽の光が林に射し込んできました。 一面がスポットライトを浴びたかのようにきらきらと光ります。 光の先に赤いレンガ色の「くりたけ」です。 冷たい雨水にぬれたクリタケは、美しく輝きました。 自然界はとても素敵です。 素晴らしいものを与えてくださいました。 ・・・・・・爛々と 昼の星見え 菌（きのこ）生え・・・・・・ |
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きのこには、採取場所が限定されるきのこ 広範囲で採取できるきのことがあります。 里山には里山のきのこがあり、奥山には奥山のきのこがあります この両方で広く採取できるきのこもあります その代表的なきのこには、「ならたけ」「くりたけ」があります でも「ならたけ」は、発生する場所で種類がちがいますが、 「くりたけ」は、里山、奥山でも種類は同じものです。 その意味でも、広く採取できるきのこの「NO.1」でしょう 里山では、雑木林に発生します。 ならの木などの立ち枯れ木の根元や切り株などに見ることができます。 晩秋のきのこなので、里山の雑木林のこの時期に採取できるきのこは 「くりたけ」「ならたけのぼっこ」「むらさきしめじ」 「ちゃなめつむたけ」「しもふりしめじ」などが採取目標ですが・・ 一般的には「くりたけ」「むらさきしめじ」が主となります 一方奥山では、この時期には 「くりたけ」「なめこ」「むきたけ」「ぶなしめじ」 「ちゃなめつむたけ」「やまぶしたけ」「すぎたけ」「ならたけの遅いもの」 などなどと・・奥山のほうが「きのこ」の種類は多いのです そうすると 「きのこ採り」には、くりたけの採取には「奥山」が適しているのです 奥山での「くりたけ」は、ミズナラの木の根元周辺を探します 毎年ほぼ同じ木に出ることから、目当ての木を見つけておいて 採取することになります。 「ミズナラの木」立ち枯れ木はそう多くないことから 実際に採取することは難しいのですが 他のきのこを採取しながらの採取ですのであまり気にならないのです 「くりたけ」のように、広範囲に採取できる「きのこ」が 多くなれば、「きのこ狩り」はもっと楽しくなるのですが・・ バイオ技術が高度化しているので 誰か「まつたけ」や「まいたけ」に「くりたけ」の、 「DNA」を植え込んでどこでも採取ができるようにしてくだしゃ〜い。 ・・・お願いしみゃ〜す・・ できれば･･うちの前庭に・・・・ ・・・・お願いしみゃ〜す・・ |
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料理 柄（茎）は、固くしまって歯切れがよく、クセのない風味で極めてよいダシが出ます。 「くりたけ」は、きのこそのものをたべるというより、料理全体の旨みをだす使い方に 適したきのこです。多少かたい柄は、ハンバーグなどに 刻んで入れます。 |
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保存方法 乾燥、瓶詰めまたは冷凍保存 |
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