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「またたび」は全草が利用できる有能なつる性の植物です。初夏お茶の花に似た白い花をつけ、
葉の一部が白くなることから、「またたび」の木は、遠くからでもわかるようになります。
「またたび」から発散する「またたび酸」は、猫科の動物にある種の陶酔を与え、猫の
万病の薬ともなっています。
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「またたび」には、雌の木と雄の木があります。時々雄雌一緒の木も見受けられます。
またたびは花が終えると実をつけます。実には2種類あって、雌の木には「ドングリ型」の実が
雄の木には「カボチャ型」の実をつけます。ドングリ型のほうは塩漬けで食べます。
「カボチャ型」は、「またたび酸」の蓄積が大きく薬用などで広く用いられます。
この「カボチャ型」の実を、ホワイトリカーで漬け込んだものを「またたび酒」とよびます。
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「またたびの実・・カボチャ型」を乾燥させたものを「木天りょう」と呼び有名な漢方薬です。
この「木天りょう」からも、「またたび酒」をつくることはできます。
また、「木天りょう」を粉砕して粉にしたもの「またたびの粉」は、猫ちゃんたちの大大好物です。
「またたびの粉」は、猫ちゃんの家庭常備薬です。元気の無いときや食欲不振のときなどに与えます。
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「またたび・・と・・猫・・???」
またたびの虫こぶ(虫エイ)は、猫の足とも言われています
猫ちゃんの足の裏を良く見ると
虫こぶ(虫エイ)に、・・似ているのです。
ふ〜〜不思議・・似ています。・・肉球が・・
猫の足フェチや変態ではありませんよ!!
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「またたび酒の作り方」またたびの実「カボチャ型」500g、ホワイトリカー1.8リットル
氷砂糖100gを準備します。実を洗って水を切っておきます。果実酒瓶にまたたびの実、ホワイトリカー、
氷砂糖を入れて3〜6ヶ月熟成させます。時期が来ましたら実を濾します。
またたび酒を作るときに「蜂蜜」を入れるとおいしい「またたび酒」ができます。
効能・・・滋養強壮、痛風、リュウマチ、冷え性、腰痛、など多くの効能が見られます。
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★「もくてんりょう」のご案内
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商品名...もくてんりょう
販売価格...2000円/ 100g
ご注文はこちらまたたびから
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・・・すこしむずかしい「またたび」についてのおちゃら説・・・
「またたび」・・・・またたびは全草が利用できる有能な木です。
若葉はそのままてんぷらで、ピリッとした辛さが心地よく感じられます。
成長した葉は、乾燥させて「またたび茶」として利用できます。健康茶です。
枝や木は乾燥させて小さくして猫ちゃんに与えます。
実は塩漬け、またたび酒で、または乾燥させていろいろな目的で利用できます。
またたびの実は「ドングリ型」「カボチャ型」とあります。
この「カボチャ型」を、専門的には「虫瘤(むしこぶ、またはちゅうえい)」と呼びます。
木などに虫が入ると木が膨らんで「瘤(こぶ)」状になります。
野菜や果物でも虫が入った「瘤」状になったものを見ることがあります。
またたびの実「カボチャ型虫瘤」は、花が咲く前のつぼみ時代に
虫が入って実は正常な果実にならずに奇形な果実「虫瘤」になるとあります。
この虫が入ったことが奇形な果実「虫こぶ」の原因といわれているのです。
でも虫はこの「カボチャ型」だけに入っているわけではありません。
ちゃんとおすまし顔で「ドングリ型」にも入っているのです。
どうも不思議です。
どちらにもこの「虫」は入っちゃっているんです。
この虫は丈夫な虫のようで・・・
きのこや山菜などには虫が多くついています。
天然ですからね虫がつくようでないと天然とはいえないわけですが
・・・この虫でとても丈夫なものがいます。
それはサルノコシカケの虫です。
クリや栃の実につく虫も丈夫です
実のなかで何年も実を食べ続けています。
小さな食べかすが保存したクリや栃の実からぽろぽろ落ちています。
サルノコシカケは実?が大きいのでもっと生き続けます。
10年ぐらい実の中で食べ続けているのですから驚きです。
乾燥しきった物でです。虫自体はちゃんと柔らかいんですから・・・・
またたびの実に入ったこの虫は、時として孵化して飛び出します。
小さな虫で地中海ミバエのような虫です。
そのために、実をそのままにしておくと食べられてしまうので
木天りょう(カボチャタイプを乾燥させたもの)を作るときには
実に入った虫を殺すために一度蒸してやます。
またたび酒や塩漬けを作るときはそのままにしておきます。
虫はおぼれて死んでしまいますね
(なむあむだぶつ・・なむあむだぶつ・・なむあむだぶつ・・チィーン)
またたびには雌の木、雄の木があり、それは花の観察で確認できます。
どちらも同じような白い花で見分けは困難ですが、めしべとおしべのところで見分けます。
それから同じ木に両方の花を見ることができます。
このような木からは、若茎を失敬してきて挿し木にします。よいまたたびの木が採れます。
さてこの花に虫が入るとしたら、虫は花の種類や、木を選ぶでしょうか。
たくさんあるまたたびの木を選ぶのでしょうか・・・
毎年同じ木だけを選ぶのでしょうか?隣の木にはつかないのでしょうか
またたびの実は、ひとつの木に「カボチャ型」「ドングリ型」をつける木があります。
それは、虫が入ったものではなく雄雌一体の木なのです。
通常雌の木に雄が少し混じっているのがほとんどです
またたびの木は明確に「カボチャ型」「ドングリ型」とに実が分かれます。
「カボチャ型」の実がなる木には毎年「カボチャ型」です。
「ドングリ型」の実がなる木には毎年「ドングリ型」です。
虫君たちは、毎年同じ行動をとるのでしょうか、心変わりはしないのでしょうか
律儀に同じ木だけにつくのでしょうか?人間でも心変わりが激しいのに・・・
・・・えっ・・虫君たちのほうが高等なんですって・・・
だって・・カボチャ型には一つとしてドングリ型がついていないんですよ・
一つや二つぐらい寄生するのを忘れそうなんですが
ドングリ型もです。・・一つとしてカボチャ型がないんです
一匹ぐらい意地を張ってこちらに来てくれてもよさそうに思うのですが
虫っていつどうやって実に入るのでしょうか
疑問に思ってちょっと観察しちゃいました
まず木をよじ登ってきてはいる方法、飛んできて入る
地面に落ちた物に入る、自然に中から湧いてくる
さすがに自然に湧いてくることはなにでしょうね
他の山菜ではある時期になると虫が入るといわれています。
虫の入った物は商品価値が下がるので敬遠されます
栃の実などは虫が入らない、沢の水に入ったものを拾います
そうかんがえますと、地面に落ちたものには虫が入るのがわかります
「カボチャ型」は、ほとんどが地面に落ちたものを拾い集めるので
そのときに虫が入る?
拾い集めた中には虫が入っていました。
小さな0.5mmぐらい太さの白い虫です
ドングリタイプとカボチャタイプのでたばかりの若い実を採って中を見ました。
小さな実ですので肉眼では何にも確認できません
虫眼鏡でも何にも見つけることはできません
顕微鏡???・・・無駄な金と叱られそう・・・・
少し大きくなったものを採取してお互いの中を見てみました。
やっぱり肉眼でも、虫眼鏡でも実の中の変化はわかりません
しばらくたってから見ました。
カボチャ型・・・入っている。・・いつの間にかはいちゃっているんです。失礼な虫君です
ドングリ型・・・入っていません。実もだいぶ大きくなったのに
カボチャ型は落ちてしまいました。当然虫君はおおぜい入ったことでしょう
ドングリ型・・入っています。入ってないのもあります。入られてしまいました。
本当に「カボチャ型(虫エイ)」は、花に虫が寄生したために奇形となったんでしょうか
絶対違うと思います。
もともとまたたびには雌、雄の木があり、
実も雄(こちらではカボチャ型(虫エイ)の実を雄とよびます)
雌と別々につけるのであって、
虫が入って奇形となったんでは無いと考えます。
それがどうしたの・・・ですって
・・・フ〜ム別に・・・
・・ただなんとなく・・・
・・・ちがうんではないかと???・・・
・・だから〜・・
・・またたびの苗木には・・
・・・あの〜・・・
・・・両方の実がなる木がいいのではないかと・・・
・・だってさ〜・・・
・・またたびの花も両方楽しめるのではと思って・・・
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