
|
|
「あおみず」:冷涼な気候を好み、奥山の湿ったところに群生し、あまり採取されることの少ない「山菜」なので、
知られていません。「あおみず」は、愛称で似た種類の「あかみず」に対比して名付けられたものです。
「あかみず」に比較しますと繊細で、優雅な感じがします。昔風にたとえるなら「清少納言」のイメージ
です。・・・楚々として素敵ですよ・・・葉や茎が緑色で柔らかくて、春から秋まで利用できる山菜です。
|
|
「あかみず」:「みず」と呼ばれ、「山の人々」には、人気のある山菜です。この「あかみず」と、
姿形がそっくりで、また生えている場所も一緒だったりします。太くがっちりとしており
気が強そうな「山菜」です。こちらも昔風にたとえるなら「紫式部」がぴったりです。
・・逆境に強いような雰囲気があります・・「あかみず」は秋になると実(みずの実)をつけます
|
|
「あかみず、あおみず」:「あおみずの清少納言」と「あかみずの紫式部」をならべてみました。
どちらも同じ場所で採れ、同じような姿形なのです。・・・ほんとに似ています・・・・
山では「あかみず」の、発生量が豊富でいろいろな料理方法が工夫されています。
「あおみず」は、控えめなのか限定された場所でのみしか採取ができないので
採取が少なく料理も控えめです。
|
|
★あおみず商品のご案内
|
|
|
商品名...あおみず
販売価格...500円/200g
発生場所がかぎられて採取も多くできません
楚々として品があり山菜特有のアクがなく
手軽に調理できます
販売は6月から7月ころまです。
ご注文はこちら山菜から
|
|
商品名...山菜あおみず一夜漬け
販売価格...500円/袋
山菜あおみずの良さを知っていただくために一夜漬けをお届けします
カブ大根等との相性はピッタリです。凄く美味しいとは言えませんが
素朴な山菜の味わいを楽しめる一品です
採取のできた時期にまとめて作るために
お届けは7月頃となります
ご注文はこちら珍味加工食品から
|
|
商品名...山菜ビデオ,DVD
販売価格...1500円/1枚
山菜各種の発生状況や採取風景のビデオです
山歩きが楽しく山菜が身近に感じられます
自然に親しむ「ツール」としてご活用ください
ご注文はこちら山菜ビデオ,DVDから
|
|
商品名...山菜採取体験
販売価格...3000円〜
山菜採り体験は自然へ親しむ扉
新鮮な自然の空気で気分をリフレッシュ
新しい自分発見をしてみませんか
お申し込みはこちら山菜採取体験から
|
|
・・・・あおみずとあかみず・・・・
「あおみず」は「みず」とよばれる「あかみず」に対比して
呼ばれる「愛称」で「ヤマトキホコリ」が標準名です。
姿形が楚々として、発生状況も控えめなところが素敵です。
その雰囲気から勝手に「清少納言」となづけてます。
「赤みず」は「みず」とか「みずな」ともよばれていますが、
こちらでは単に「みず」といいます。
標準名は「ウワバミソウ」といい、ウワバミ(ヘビ)の出そうな
しめったところにでるとか、ウワバミ(ヘビ)が食べたからとかといわれているようです。
「あかみず」のことを「紫式部」とイメージしています。
全体が強く頑固で気丈にみえるからです。
(でもほんとは「清少納言」のことも「紫式部」のことも
まったくわからなんですが・・・勝手にそういってるだけです)
「青みず」は、「ヤマトキホコリ」ですが、なんか「トキホコリ」という
植物があって「青みず」が、その「トキホコリ」とやらに似ているので、
「山にでてるから」「ヤマトキホコリ」だというのですが・・・
そこで「トキホコリ」を調べてみました。このような記述がありました。
・・・・・・・・・・以下記述・・・・・・
イラクサ科の一年草。構内では某所に群落を作っており、とてもそうは見えないが、
環境省の絶滅危惧種情報では絶滅危惧種II類(100年後に絶滅する可能性が100%)
に分類されている。
左右の葉の形状が異なる姿が特徴的で、
トキホコリのホコリとははびこるという意味であるとも。
平地〜低山地の日陰、あるいは半日陰の湿ったところに局地的に生育。
水田や畑の周辺、社寺の境内によく見られるが、時として民家の庭にも生育。
・・・・・・・記述終了・・・
整理してみますと、「トキホコリ」の「トキ」は・・ときどき
「ホコリ」は・・・はびこるからきている名前のようで、絶滅危惧種のようです
「アオミズ」の「ヤマトキホコリ」は、そうでないと思います。
・・だって結構生えていますから・・・
・・・写真でも「トキホコリ」と「あおみず」は似ています。・・
「ヤマトキホコリ」でもいいようですが
・・・個人的には「赤みず」に近いような気がします。
「あかみず」「あおみず」の違いですが、学術的な分類はともかくとして・・・
まずだれでもがわかる茎の色が「あかみず」は「赤」、「あおみず」は「青」です。
葉の色を見てみますと、色が違うのに気がつきます。
「あかみず」は「薄緑」、「あおみず」は「濃い緑」となっているのがわかります。
山では「あかみず」「あおみず」とも群生しており、この色の違いが
くっきりと分かれてでているので慣れると違いが一目瞭然です。
また「あかみず」は、「みずの実」をつけますが
「あおみず」はつけることはありません。
「あかみず」には「ヌメリ」がありますが「あおみず」にはありません。
「あかみず」は成長するに従い茎が固くなります、
「あおみず」は、さほどに固くなりません。
・・・・でもやっぱり、「あかみず」と「あおみず」は姉妹だと思うのですが・・・・
・・・「清少納言」「紫式部」も姉妹ではありませんか??・・
|
・・・「あおみず」・・・
「あおみず」は、あまり知られていない山菜の一つです。
発生場所が限られているためでしょうか?
採取量も少ないために、料理も研究されていないようです。
「ねまがりたけ」探しに奥山などに入ると、
道々に「あおみず」がでていることがあります。・・・
・・でも、あんまり採取されることはありません。・・
「あおみず」だってことを知らないのかなと思ったりしますが・・
また、「あおみず」の群生地でも同じであまり採取されることがないのです。
「あかみず」の、食べ方をよく知らない時期は、
「あかみず」は「みずの実」だけを、食べるものだと思って
春先はミズを採ることはしませんでした。
その代わりに「あおみず」を採取して食べていました。
近年になってから「山の人たちからあかみずの食べ方を教わって」
その美味しさを知るようになると、
今までは、「あかみず」を採ることはしなかったのに、
「あかみず」を採取するようになりました。
そうすると「あおみず」は、とり残されてしまうようになったのです。
「あかみず」は、発生環境が広く誰もが採取できるために、
食べ方の工夫がされてきたのでしょう。
「あおみず」は、普通にはめったに採取されることのない「山菜」なので、
置き去りにされたのかも・・・
・・山には今も「あおみず」が、ひっそりと静かにたたずんでいることでしょう・・・
|