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「かんぞう」には「やぶかんぞう」と「のかんぞう」がありますが、どちらも同様に利用できる。
雪どけと同時にでて野原、畦道、堤防に見られます。山菜というより里菜というほど、民家近くに
見ることができます。
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「やぶかんぞう」は、おもにに里地周辺に出ることが多く、夏に花茎が1mぐらいに伸びて
橙赤色の、ユリに似た花を咲かせます。花は「八重咲き」で、刀のような形の葉は、
「のかんぞう」に比べますと広く大きい。
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「のかんぞう」は、花が「一重咲き」で、「やぶかんぞう」の「八重咲き」の華やかさに比べますと
控えめな「清楚」な花です。花が咲くまでは「のかんぞう」「やぶかんぞう」を見分けるのは困難です。
「のかんぞう」の方が発生量が少なく、山地に近いところを好む傾向があり、
葉は細いので慣れるとわかるようになります。
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★かんぞう商品のご案内
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商品名...かんぞう
販売価格...400円/100g
早春に芽を出す山菜であまり利用されていません
若葉をてんぷらや炒め物でいただきます
かんぞうの販売は3月から4月ころです
ご注文はこちら山菜から
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商品名...山菜苗 やぶかんぞう
販売価格...500円/1株
7月後半華やかな八重咲きで道行く人を魅了します
日当たりのよい草むらを好み繁殖力も旺盛な
育てやすい山菜です
ご注文はこちら山菜苗、苗木から
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商品名...山菜苗 のかんぞう
販売価格...500円/1株
のかんぞうの花は一重ですが品を感じさせます
葉の幅がやぶかんぞうの半分くらいの大きで
背丈も低く全体的に控えめな花です
ご注文はこちら山菜苗、苗木から
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商品名...山菜ビデオ,DVD
販売価格...1500円/1枚
山菜各種の発生状況や採取風景のビデオです
山歩きが楽しく山菜が身近に感じられます
自然に親しむ「ツール」としてご活用ください
ご注文はこちら山菜ビデオ,DVDから
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商品名...山菜採取体験
販売価格...3000円〜
山菜採り体験は自然へ親しむ扉
新鮮な自然の空気で気分をリフレッシュ
新しい自分発見をしてみませんか
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・・・・やぶかんぞう、のかんぞう・・・・
「かんぞう」は、里地の堤防や、畦道、野原などに発生する山菜ですが
実際はあまり見かけることは少ないのです。
発生量はそれほど多くは無いことと、若芽などが農家の人たちの
下草刈りで刈り取られてしまうことも原因です。
刈り取りから逃れた「かんぞう」は初夏「ユリ」に似た花を咲かせます。
ここまで生き延びるともう大事にされて刈り取られることはありません。
田んぼの畦道や、堤防、線路脇の草地、家の周辺、
道路の脇などに花を見ることができます。
きれいな橙赤色の花は道を行く人たちの目を楽しませます。
これらの花はほとんどが「八重咲きのやぶかんぞうの花」です。
この周辺の人々は「かんぞう」や「のびる」を食べるという習慣はありません。
食べる習慣が無いために、食べれる植物ということを知らない人たちも
多くなってきているのでしょう。
「かんぞう」「のびる」は「ふきのとう」とちがい、採取されることはほとんどありません。
でも市場では春告げ山菜として、「旬」をいただく、
日本人の風習で短い期間だけ取引が活発になります。
「かんぞう」の葉芽は、気温が高くなると瞬く間に伸びるために、
採取時期もほんとに短くタイミングよく採取することがむずかしい山菜の一つです。
若葉を食べる習慣がないこの地域の人々は、「かんぞうの花」を摘んでいる
「私たち」を、不思議そうに見つめます。
「花」を摘むのは「紅花」「食用菊」と決まっているからでしょうか・・?
「のかんぞう」は、里地には少なく、少し山へ入らないと見ることはできません。
「かんぞう」の花を観察しながら、里地から山地へと上ります。
山へ近づくと家の周辺に咲いてる「かんぞう」を見つければ、
近づいていって花を確認します。
「八重咲き・・?」
胸をときめかせながらちかづきます。
花の前に葉を確認することができるので
「だめ・・やぶ・・」
林地と畑のはざまに咲いている「かんぞう」を見つけると
草を分けながら「花」によっていきます。
「の・・か・・・やぶ・・か」
花を持ち上げながら
「のかんぞう・・・やった」
清楚な「のかんぞう」は、「やぶかんぞう」と違い
あまり群生することはありません。
点々と咲いているのがまた魅力なのです。
この時期には、野生の「キクイモ」の花も咲きます。
黄色い「キクイモの花」と、橙色の「のかんぞうの花」が、
道端に咲いている光景を見ることのできる山道は、
「山菜採り」の役得なのでしょうか
・・・「のかんぞう」は楚々として素敵です・・・
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